う〜ん。不調…(T_T)。

suzuki_kana2006-02-11

今日は体調が芳しくないです…。
蜜柑食べても元気がでません。
こういう時は早く寝るのに限るのですが、仕事してたらなんだか頭がナチュラル・ハイです。
ふむぅ。どうしようかなぁ。
よし。お話をします(笑)。


初めて感動して泣いた本があります。
小学校の時に図書室で読んだ本です。
題名はわかりません。
内容もうろ覚えです。
でも、いっぱい泣きました。
その本をずっーと探しています。
こういう思い出の本ってなかなか見つからないもんです。
図書室からもいつの間にか消えていました。
確か、こんなお話でした。


あるところに、すごいケチで意地悪なおばあちゃんがいました。
そのおばあちゃんはなんでも節約します。
お買い物するときは、とにかく意地の悪いことを言って値切ります。
人と会うこともお金が掛かるので、なるべく会いません。
もちろんお風呂も節約するから、おばあちゃんはとても汚いです。
だから、おばあちゃんはいつも独りぼっち。
でも、節約してるからおばあちゃんはとてもお金持ちなのでした。

ある日、おばあちゃんは街で古い時計屋さんを見つけます。
そこには優しいおじいちゃんがいました。
おばあちゃんはいつもの調子でおじいちゃんに意地悪をするのですが、ふと一つの壊れた時計に気付きます。
それは、昔おばあちゃんがまだ若かったころ、病気で余命僅かだったおばあちゃんのおとうさんのお薬を買うために売ってしまった、思い出がたくさん詰まった大事な、大事な時計でした。
おばあちゃんがケチで意地悪になったのは、大切なおとうさんを貧しかったせいで失ってしまったからなのでした。
おとうさんが亡くなってから、おばあちゃんは鬼のように働いてお金を貯めました。
おとうさんを失った悲しみや悔しさをお金で押し隠していたのです。

全ての事情を知ったおじいちゃんは壊れた時計を直して、おばあちゃんにプレゼントします。
おじいちゃんも大切な存在だった奥さんと生き別れ、悲しみを抱えていたのです。
そして、おじいちゃんはおばあちゃんに一緒に生きていくことを提案します。
悲しみは消えないけれど、二人でいれば嬉しいこと、楽しいこともあるはずだって。一人でいるよりもずっと楽しいよって。
おばあちゃんはいっぱい泣きました。
おじいちゃんに出会ってやっと、自分を許してあげることができたのです。

それからおばあちゃんは今まで貯めていたお金を使って、お洋服を買い、見違えるようにきれいになりました。
それでもお金はまだ残っていたので、自分が必要な分を残して、あとは全部寄付しました。
おばあちゃんはおじいちゃんとお互いの思い出を語りながら、そして築きながらいつまでも、いつまでも幸せに暮らしました。


とさっ。
これを読んで以来、私は火サスでもおばあちゃんが出てくるだけでなんとなく泣けてしまう体質になりました(笑)。
ある意味、“萌え”なんですかね。


森光子、萌ェ〜みたいな?


…寝よう。オヤスミナサイ☆彡